「6月から値上げ」する商品・サービスの数々
「2026年には値上げは落ちつくはず」「4月には価格が元に戻る」といわれていたが、値上げは止まらない。対策しようにも、「ただの買いだめ」ではかえって損。「6月から値上がりするもの」「備えておくべきこと」を知っておけば、家計を守り抜ける役に立つだろう。そこで、「6月値上げ」の最新リストを公開、値上げに打ち克つ節約術と合わせて紹介する。
OTC医薬品は最大40%以上、おむつも生理用品も値上げ
一時期よりは落ち着きを見せているものの、値上げの波は止まらない。帝国データバンクによると、6月からの値上げは食品を中心に「906品目」が予想され、5月の70品目から急増する見通しだ。
生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんが言う。
「もともとのインフレ傾向にウクライナ戦争や中東情勢の悪化が加わったことで、各社、値上げせざるを得ない状況です」
原油をはじめ原材料の多くを輸入に頼っている日本は、輸入価格の高騰が影響を与えている。4月にはアメリカの消費者物価指数が前年同月比3.8%増だったことからも、アメリカからの輸入が多い日本国内での値上げラッシュはまだまだ続いていくと考えられる。
主な値上げ品の中で目立つのは、スナック菓子、カップ麺のほか、食用油や小麦粉といった生活に欠かせない食品。さらに電気料金やガス料金も軒並み値上がりしており、値上げ幅は平均して約6~28%と、家計への影響は大きい。
家計再生コンサルタントの横山光昭さんが説明する。
「多くを輸入に頼る小麦や大豆の価格高騰のほか、原油からつくられるナフサ不足も深刻。カルビーのポテトチップスのパッケージが白黒になることが話題になりましたが、ナフサを原料とするプラスチック容器や、包装材料の価格上昇によりカップ麺、菓子類も影響を受けます」
OTC医薬品や生理用品は世界情勢ではなく、国内の状況を受けて高騰傾向だ。
「高齢化によって年々増大する医療費を抑えるため、6月からは医療機関での自己負担額だけでなく、ドラッグストアで買えるOTC医薬品の価格が最大40%上がる見込みです。7月以降には、おむつや生理用品も5~15%の値上げになる見通しです」(柏木さん)
