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「同年代が亡くなる現実が迫ってくる」作家・林真理子氏がシニア男性に向けて説く、生き方の心構え 「現実から目を背けず、できるだけ楽しく、有意義に」

70代をできるだけ楽しく、有意義に過ごすには(写真:イメージマート)

70代をできるだけ楽しく、有意義に過ごすには(写真:イメージマート)

 老害になりがちな70代男性。『80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間』(幻冬舎新書 5月刊)がベストセラーとなっている作家・林真理子氏が“イタい”男性にならず、70代を味わいつくす知恵を語った。

ある日ふっと同年代の人が…

 70代は頭もまだ働く。体もそれなりに動く。お金も若い頃よりは少し自由になる。退職金や年金があり、時間もある。だからつい、「まだ自分は大丈夫だ」と思ってしまう。でも、忘れてはいけないのは、老いと死は確実に近づいているということ。80代ほど切実に死が目の前にあるわけではないけれど、同年代の人がある日ふっといなくなる。そんな知らせを受けるたびに、他人事ではないのだと感じます。

 私は60代の後半から、旅先では湯船に浸からないように気をつけています。おいしいものやお酒をいっぱい楽しんで、ホテルに帰って湯船に浸かる。最高のひとときなのはわかっているけれど、シニア世代になればヒートショックの危険はいや増します。自宅だったら何かあっても高い確率で家の者が気づいてくれるだろうけど、旅先のホテルではひとりきりです。夜は歯を磨いて顔を洗うだけ。翌朝にシャワーを浴びるようにしています。

 それでも死はそのうちやってきます。70代になれば配偶者の死も視野に入ってきます。よく言われることですが、妻を亡くした夫より、夫を亡くした妻のほうが立ち直りは早いものです。そんなことから妻より1日でも早く死にたいと考える男性は多いようです。

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