不動産投資の成否は、目先の数字だけでは測れないという(写真:イメージマート)
不動産価格の高騰が続き、家賃も上昇傾向にある首都圏だが、長期の不動産投資では現在の市況だけを見て判断することはできない。東京23区内に8棟52室を所有し、年間約5700万円の家賃収入を得る不動産投資家のJOJO氏は、2012年から収益不動産への投資を続け、実勢価格ベースで約10億円の資産を築いてきた。不動産投資で成功するうえで最も重要なのは、正確な収支計画を作ることだと強調する同氏が、これまでの経験から得た収支計画の考え方と投資判断のポイントを語ってくれた。
「家賃が上がり続ける」は楽観的
「不動産は30年、35年という長期の融資を組んで買うものなので、購入時の収支計画だけでなく、融資期間中のすべての収支をシミュレーションする必要があります。そのうえで、最終的に税引き後の現金が残るのかを見極めて、投資判断をすることが大切だと思います。
多くの失敗例を見ていると、収支計画が甘く、楽観的に作られているケースが多い。不動産会社が提案する収支計画でも、実際にかかるコストが含まれていないことがあります。だからこそ、自分で収支計画を作ることが重要です」(以下、「」内はJOJO氏のコメント)
なかでも注意したいのが、「家賃収入の見積もり」だという。
「家賃の見積もりでも、本来は下落トレンドを前提に考えなければいけないのに、楽観的に家賃が上がっていく前提で収支計画を作っていると、最終的にその不動産投資は失敗ということになりかねません」
【プロフィール】
JOJO/不動産投資家、経営コンサルタント(中小企業診断士)、会社員の3足のわらじを履く40代後半の“複業家”。義父の勧めで2012年に不動産投資をスタート。東京23区内にアパート8棟52部屋を所有し、年間家賃収入は約5700万円。
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