配当株投資で銘柄を選ぶときに重視すべきポイントとは
「配当収入と分散投資を目的に買った銀行株が、思いがけず約78万円の含み益に。増配によって、取得額に対する配当利回りも高まった」──。最近そんなうれしい経験をしたのは、個人投資家・投資系YouTuberの森口亮さん。森口さんが配当株投資の銘柄選びで重視する基準や売却ルールとは。シリーズ「まるわかり市況分析」、森口さんが自身の投資経験を踏まえて解説する。
値上がりを期待せず買った銘柄が、まさかの含み益に
株式投資というと、値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし私自身は、配当収入(インカムゲイン)や分散効果を目的に、値上がりをそれほど期待せずに個別株を買うことがよくあります。今回は、そうした配当株投資に思わぬ「副産物」がついてきた事例をご紹介したいと思います。
例に挙げるのは、地方銀行大手のふくおかフィナンシャルグループ(8354、以下ふくおかFG)です。
ふくおかFGの株価(9月7日前引け時点。株探より)
もともと私がこの銘柄を買ったのは、値上がりを狙ってのことではありませんでした。地元であることや、大手としての安心感があること、配当収入を得られること、そしてポートフォリオに多様性を持たせたいという理由で、当時所有していなかった銀行株セクターから、200株を購入したのです。平均取得単価は4024円、取得金額は約80万円でした。
ところが直近の株価は7925円まで上昇し、評価額は約158万円に。評価損益は+78万円超、損益率にして約97%と、取得額のほぼ2倍になりました。さらに驚いたのが配当利回りです。取得額に対する利回りは、購入当初の2.65%程度から4.97%まで上昇していました。値上がり益と配当利回り上昇を、同時に得られている形です。
ふくおかFG日足チャート(株探より)
業績と増配方針が株価を後押し
【プロフィール】
森口亮(もりぐち・まこと)/個人投資家、投資系YouTuber。1983年、埼玉県生まれ。元美容師。「Excelで決算数値を管理して、有望な成長株を中・長期的に狙う」という手法で資産を10倍に。その後も着実に資産を増やしている。著書に『1日5分の分析から月13万円を稼ぐExcel株投資』(KADOKAWA)がある。YouTube「毎日チャート分析ちゃんねる」やnote(https://note.com/morip)を日々更新中。


