閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
元リクルート戦士たちの挑戦
“転職の女神”森本千賀子氏インタビュー
有料会員限定鍵アイコン
有料会員限定

【リクルート入社1年目で全社MVPを獲得】「あなたの話には中身がない」顧客の厳しい一言が転機に “転職の女神”森本千賀子氏が語る営業の原点

人材紹介やキャリア支援を行なう株式会社morichの代表取締役を務める森本千賀子氏

人材紹介やキャリア支援を行なう株式会社morichの代表取締役を務める森本千賀子氏

 なぜ、リクルート出身者は仕事ができると言われるのか。顧客の懐に入り込み、経営の悩みまで打ち明けられる存在になる。その力は、どこで磨かれるのだろう。今回は、人材ビジネスで実績を重ね、数々のメディアに出演し、“転職の女神”として知られるmorich社長・森本千賀子さんに話を聞いた。森本さんは、若手時代には自信が先走り、商談相手から手厳しい言葉を浴びたという。叱責や思いがけない贈り物を通じて、彼女は何を学んだのか。いまの仕事観を形づくった出会いと、成長を後押しした職場の風土ついて、『起業の天才!――江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』(新潮文庫)の著者でジャーナリストの大西康之氏が迫る。(文中敬称略)【インタビュー・前編】

「自分が強みを発揮できる場所はどこか」

 人材サービス業界に“転職の女神”がいる。人材サービスを中心に企業の困りごとを解決する会社「株式会社morich」社長の森本千賀子だ。リクルート人材センター(現株式会社インディードリクルートパートナーズ)で全社MVPなど受賞歴は30回超。独立後を含め2000人を超える人々の転職に携わった。猛烈に働きながら2人の子供を育てる「両取り」の人生を実践してきた。その生き方が注目され、2012年に出演したNHKの人気番組『プロフェッショナル~仕事の流儀』で紹介され、2022年テレビ東京『ガイアの夜明け』で“転職の女神”と呼ばれた。

――大学で英語学科の森本さんがリクルート人材センターに就職したきっかけはなんですか?

森本:子供の頃『スチュワーデス物語』に憧れて、客室乗務員(CA)になりたかったんです。でも大学に行ったら英語がペラペラの人が山ほどいて、「これは勝てない」と思いました。それならどこで勝負するか。当時、女子があまり志望していなかった「営業」だと。

 就職活動の中で人材業界に関心を持った背景には、父の存在もあります。父は脱サラしてインテリア関連の会社を経営していましたが、人の採用にはとても苦労していました。その姿を身近で見ていたことで、企業にとって「人」がどれほど重要なのかを、子供ながらに感じていたのだと思います。

 もう一つのきっかけは、大学3年生のときに読んだアメリカの本です。そこには、「人は自己実現のために転職する」と書かれていました。当時の日本は、一つの会社に長く勤めることが当たり前の時代。それでも私は、「日本にも、より自分らしく働くために転職する時代がきっと来る」と直感し、人材サービスの会社を志望しました。

 実は親会社のリクルートも受けていたのですが、東大・京大卒の優秀な人たちがゴロゴロいる。そこで同じ土俵に乗るよりも、これから成長していくリクルート人材センターで、自分の可能性を広げたいと思ったんです。

 振り返ると、昔から「みんなと同じ場所で競う」のではなく、「自分が強みを発揮できる場所はどこか」を考えて選んできたのだと思います。

次のページ:「一番になります」入社1年目で全社MVP

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。