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【ドル円週間見通し】FOMCに要注意 金融システム不安への警戒感は根強いか

・3月20日-24日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(米) 2月中古住宅販売件数 21日(火)午後11時発表予定
・予想は、415万戸
 参考となる1月実績は前月比で減少。前月比マイナスは12カ月連続となり、過去最長を更新。高水準の住宅ローン金利が引き続き住宅市場の重しになっている。2月については前月比プラスとなる可能性があるが、小幅な増加にとどまり、住宅市況のすみやかな改善は期待できない。状況は変わらないとみられる。

○(米)FOMC 22日(水)日本時間23日午前3時結果判明予定
・予想は0.25ポイントの利上げ
 インフレ緩和の兆しが出ており、0.25ポイントの利上げにとどまる可能性がある。一方、銀行業界の混乱が金融市場と経済に波及しており、利上げは見送りとなる可能性がある。

○(日) 2月全国CPI 24日(金)午前8時30分発表予定
・予想は、前年比+3.1%
 参考となる1月実績は前年比+4.2%の高い伸びを記録。エネルギー価格の伸びは若干鈍化したが、全国旅行支援の割引率が縮小され、宿泊料の下落率が縮小したことが要因。2月についてはコアCPIを押し上げた自動車・同部品、フードサービスが高い伸びを記録。社会保障費の調整増などが要因。2月については、電気・都市ガス代の負担緩和策が実施されることから、伸び率は大幅に縮小する見込み。

○(欧)3月S&Pグローバルユーロ圏製造業PMI 24日(金)午後6時発表予定
・予想は、48.7
 参考となる2月実績は48.5。ユーロ圏経済は悪化していないものの、新規受注の増加は期待できないこと、高インフレの影響は消えていないことから、大幅な改善は期待できない。

○その他の主な経済指標の発表予定
・20日(月):(欧)1月ユーロ圏貿易収支
・22日(水):(英)2月CPI
・23日(木):(英)英中央銀行政策金利発表、(米)2月新築住宅販売件数
・24日(金):(米)3月S&Pグローバルサービス業PMI、(米)2月耐久財受注

【予想レンジ】
・131円00銭-136円00銭

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