住まい・不動産

「築年数が経過した持ち家はババ抜きのババ扱い」 課税強化でますます高まる“空き家”のリスク

空き家を放置していると様々なリスクが(イメージ)

空き家を放置していると様々なリスクが(イメージ)

 10年後には全国の家屋のうち3軒に1軒が空き家になるといわれている。しかし親から引き継いだ家が、自分が生まれ育った場所が“負の遺産”になってしまうのはあまりにも悲しい。損せず無理なく後始末をするために、どうしたら良いのか。

〈このまま古い親の家を放っておくと、罰金が取られるってこと?〉
〈夫も私も実家は遠方。全国に広がったら、わが家も他人事じゃない……〉

 今年3月、利用されていない空き家や別荘に課税する「空き家税」の導入が京都市で決定した。2026年をめどに施行されるというニュースに、不安の声が広がっている。空き家問題に詳しいジャーナリストの佐々木俊尚さんが解説する。

「空き家をめぐる状況はここ20年、深刻化の一途を辿っており、政府の締め付けも厳しくなる一方です。ひと昔前までは『土地と家さえあれば食うに困らない』『持ち家こそ一国一城の主の証』といった言説が当たり前でしたが、いまは逆。家を持つことが負担になり、築年数が経過した持ち家はババ抜きのババ扱いです」

 特に地方では、若者が家を継がなくなったことから空き家が急増。実際、佐々木さんは福井県の海沿いにある美しい漁村に家を借りているが、その5分の4は空き家だ。

「夜になっても明かりがつく家がほとんどない。住んでいるのも80代、90代の人ばかりです。少子高齢化が進むなか、あと20年すれば、東京も同様の状態になると予測されます」(佐々木さん・以下同)

 誰も住まなくなって放置された古い家は老朽化による倒壊や景観の悪化、放火による火災など周囲にも甚大な被害をもたらしかねない。

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