マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

田代尚機のチャイナ・リサーチ

中国の理財商品で問題再燃、株式市場への影響も懸念

2016年12月16日 16:00

発端は、本土不動産業界のトップ企業である万科企業で起きた敵対的買収騒動

発端は、本土不動産業界のトップ企業である万科企業で起きた敵対的買収騒動

 中国で、再び理財商品(高利回りの資産運用商品)問題が発生している。今のところ、金融システムに大きな影響を与える問題ではなさそうだが、株式市場への影響については不透明である。

 問題の本質は単純である。保険会社が販売する万能保険の運用に関する違法行為である。万能保険とは、生命保険部分に投資信託を組み合わせたユニバーサル保険のような商品である。この投資信託部分の投資先である特定の企業について、大株主の立場にあり、本来なら純粋な長期安定投資家としてふるまわなければならないにもかかわらず、一部の生命保険会社が、企業買収や株価釣り上げとみられるような行動をとったのである。

 つまり、保険会社が仕手筋や、不動産企業の傘下企業になり、親会社の投資投機活動の道具とされたのである。

 発端は、本土不動産業界のトップ企業である万科企業(深センA株000002、深センB株200002、H株02202)で起きた敵対的買収騒動にある。

 2015年7月、姚振華会長が100%権益を所有する深セン市宝能投資集団有限公司(宝能)が万科企業の株式買占めを開始した。8月には発行済み株式総数の15.04%を取得。一旦、華潤股フェン有限公司(華潤)を抜き、筆頭株主となった。9月には華潤に抜き返されたが、その後、株を買い増し、12月には22.45%を取得、再び筆頭株主に返り咲いている。

  • 円高? 円安? 先行き不透明な今の円相場で短期的に利益を狙う方法
  • 顧客満足度3年連続1位!餃子が大量にもらえるFX会社?
  • 2017年春号(3月1日発売号)

    大特集は〈平成ラストバブルの号砲〉。戸松信博氏、藤井英敏氏らがこれから大化け期待の個別株をランキング形式で紹介。西堀敬氏によるIPO投資の最新攻略ガイドの他、橘玲氏、森永卓郎氏らによる連載も充実。定価620円。お早めにお求めください。

    当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

    水上紀行ニュースフラッシュ

    2017年春号(3月1日発売号)

    大特集は〈平成ラストバブルの号砲〉。戸松信博氏、藤井英敏氏らがこれから大化け期待の個別株をランキング形式で紹介。西堀敬氏によるIPO投資の最新攻略ガイドの他、橘玲氏、森永卓郎氏らによる連載も充実。定価620円。お早めにお求めください。

    当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

    小学館雑誌定期購読小学館のプライバシーステートメント問い合わせ広告掲載について

    © Shogakukan Inc. 2017 . All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. 掲載の記事・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。