スマホ決済で地方税、国税の支払いが可能になった(イメージ)
税金の支払い方法は口座引落、納付書払いなどさまざまだが、近年は「キャッシュレス納税」が叫ばれている。特にスマホ決済での納税がほかと大きく異なるのは「お得感」だ。税金の支払いがお得になる「スマホ決済納税」のメリットを確認していこう。
地方税・国税ともスマホ決済が可能に
2023年4月から地方税統一QRコード「eL-QR」がスタートし、住民税や自動車税、固定資産税など地方税納付の選択肢は大きく広がった。eL-QRは「PayPay」「楽天ペイ」といった大手に加え、「さるぼぼコイン」(飛騨地域)、「まにこいん」(岡山県真庭市)といった、地域通貨での決済にも対応。手段が増えたことで利便性が向上した。
地方税のスマートフォン決済アプリの例(「地方税お支払サイト」より)
国税でも2022年12月から「国税スマートフォン決済専用サイト」がスタートしている。こちらもPayPayやd払いなど6種の決済を通じて支払う仕組みだ。
国税のスマホ決済に対応する決済手段(国税庁サイトより)
所得税、法人税などの国税を自宅や職場にいながらスマホで納税できる仕組みができたことで、手間をかけずに納税することができるようになった。