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東海道新幹線「車内ワゴン販売」終了で一抹の寂しさ 「カタイアイスの思い出」「もはや人による接客は贅沢」

ワゴン販売終了に名残惜しむ声が続々

ワゴン販売終了に名残惜しむ声が続々

 JR東海は8月8日、東海道新幹線の「のぞみ」と「ひかり」の全号車で実施している車内ワゴン販売を10月31日で終了すると発表した。駅周辺店舗の品揃えの充実、飲食の車内への持ち込みの増加、労働力不足などが理由で、11月1日からはグリーン車の乗客のみ利用できる、QRコードを使用したモバイルオーダーサービスを開始するという。

 東海道新幹線を利用する人たちから、ワゴン販売のさまざまな思い出や名残惜しむ声が上がっている。

アイス購入は新幹線ならではの“イベント”

 IT企業勤務の20代男性・Aさんは子供の頃から、新幹線名物の硬いアイス「シンカンセンスゴイカタイアイス」を食べることが楽しみだったという。

「“カタイアイス”は、旅行に出かけるとき、親にねだって買ってもらえる特別なアイスでした。硬くてスプーンが入らないのも面白く、非日常感さえありました」

 大人になっても新幹線に乗ると、必ずそのアイスを買っていたAさん。ワゴン販売でアイスを購入し、食べる時間がいいのだという。

「大人になった今もワゴン販売でアイスを買って食べると、いろいろな思い出がよみがえりますし、新幹線ならではのイベントとして欠かせない。外の景色を眺めながらアイスクリームを溶けるまで待っている時間も好きでした。今後は同じ体験をしようと思ったら、グリーン車に乗るしかないのですね……」(Aさん)

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