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【2024年物流問題】ドライバー不足で私たちの生活はどう変わるか? 不在時の再配達有料化の可能性も

「すぐに」よりも「確実に」

 大手通販サイトやネットスーパーだけでなく、地域ごとに独自の宅配網を持つコープ(生協=生活協同組合)を利用する手もある。流通ジャーナリストが言う。

「宅配サービスの選択肢を複数確保しておくことはリスクヘッジになります。生協の配達は週1回が基本ですが、『すぐに届く利便性』より、『決まった日に確実に届く』安心感から、高齢世帯が利用するケースが多い。各生協には生鮮食品から冷凍食品、惣菜や弁当まで数千品目の品揃えがあり、食品の調達手段として魅力が多いと言えます」

 ドライバーの長時間労働に支えられた便利さを手放すことができるか。問われているのは消費者の意識かもしれない。

※週刊ポスト2023年10月6・13日号

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