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【くら寿司の秘密を探る】出汁は毎日各店舗で手作り、新メニューは年間3000候補から300品採用、「涙巻き」がボツになった理由

出汁の味そのものを楽しめる『くら出汁』というメニューも

出汁の味そのものを楽しめる『くら出汁』というメニューも

 専門店顔負けのコーヒーやラーメン、タッチパネルでのオーダー、ボックス席があるレーン。いまや回転寿司店におなじみのこれらを始めたのが「くら寿司」だ。常に新たな挑戦をし続けているくら寿司の秘密やこだわりを探った。

 回転寿司店では、皿の種類で商品の価格を表していることも少なくない。しかし、くら寿司の皿の模様は1種類だけだ。それはどうしてなのだろうか? くら寿司広報部の辻明宏さんはこう話す

「当社ではセルフチェックを導入し、会計の金額を自動で算出する業界初の仕組みを取り入れています。皿の模様を変える必要がないため、1種類で統一しています」(辻さん・以下同)

毎日各店舗で手作りする気合の入った出汁

 ラーメン、みそ汁、うどんなどのサイドメニューにこだわりを持つ、くら寿司。自信の裏側には、出汁の存在があるという。

「基本の出汁をとるとき、インスタント製品は一切使わず、毎日各店舗で昆布や煮干し、かつお節などから手作りでとっています。味に自信があるため、『くら出汁』というメニューがあるほどです。このメニューで出汁の味を楽しむことができますよ」

 ちなみに、サイドメニューの人気ベスト3は以下の通りだ。

1位:特製茶碗蒸し/225円
 不動の人気ナンバーワンで「食べるお出汁」と評判が高い茶碗蒸しは、特別な出汁のレシピで作られており、社内でもトップシークレットになっている。

特製茶碗蒸し

特製茶碗蒸し

2位:とうもろこしのかき揚げ/150円
 チキンやポテトなど王道の揚げ物を抑えて堂々の2位! 甘みのあるコーンは子供にも人気が高い。

とうもろこしのかき揚げ

とうもろこしのかき揚げ

3位:天然だしうどん(平日限定)/200円
 揚げ玉とねぎが入ったシンプルなうどんは、店内でとる出汁を使用。平日だけのお得メニューだ。

天然だしうどん(平日限定)

天然だしうどん(平日限定)

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