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【くら寿司の秘密を探る】出汁は毎日各店舗で手作り、新メニューは年間3000候補から300品採用、「涙巻き」がボツになった理由

内装も楽しめる「グローバル旗艦店」

内装も楽しめる「グローバル旗艦店」

内装も楽しめる「グローバル旗艦店」

 海外店舗を含めると、現在647店(国内540、海外107)を展開しているくら寿司。その中に「グローバル旗艦店」と呼ばれる店舗が国内外に6店舗ある。

「訪日外国人観光客向けに、日本の文化と回転寿司の素晴らしさを伝える改革として、2020年に始めました。日本の祭りをイメージした特徴ある内装は、クリエイティブディレクター・佐藤可士和氏の監修。もちろん日本人にも楽しめるデザインです」

 その建物は、世界三大デザイン賞の1つである、ドイツの国際建築デザインアワード「Ret Dot Design Award 2022 Brands & Communication Design 部門」をはじめ、国内外の数々の賞を受賞している。

タッチパネル派とレーン派が拮抗

「回転寿司界全体ではタッチパネル派8割、レーン派2割といわれる中、くら寿司はレーン派が5割。『鮮度くん』につけたICタグなどで、レーン上の商品の時間を管理するなどさまざまなシステムにより、レーンの寿司とオーダーした寿司の鮮度はほとんど変わりません。

 迷惑動画問題でレーン派が2割ほど減りましたが、レーン上に付けたAIカメラで寿司カバーの不審な動きを検知するシステムを導入するなどの対策で、いまもレーンで流すことができています。レーンでは人気のネタが多く回っていて、どっちが大きいかなど見て選べる楽しみがあります。また、レーンに流すのは値段を気にせず取れる最低価格帯のネタのみのため、うまく使い分けてもらえれば効率よく食べられると思います」

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