戸松信博の明日の爆騰株を探せ!

トヨタ自動車(7203):円安の流れ受け、株価上昇が期待できる割安優良株

市場平均予想(単位:百万円)

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企業概要

 世界トップクラスの自動車メーカーです。トヨタ、レクサスの2ブランドを展開し、また子会社としてダイハツ工業、日野自動車を擁します。

 国内シェア4割を握りながら、世界販売台数は1000万台を突破し(2015年世界販売台数1015万台)、世界トップに君臨します。海外売上高比率は7割と高水準で、北米・アジアで全体売上の半数を占めます。

注目ポイント

 2017年も過去最高販売台数を更新する見通しとなりました。

 もっとも、既に巨体の同社の販売台数は毎年1-2%程度の微増が続くのみです。それだけで2兆円前後の利益が出ており、その利益が毎年溜まっている状況です。一方、為替水準で利益額は大きく異なってきます。その一方で、お家芸とも言えるたゆまぬコスト削減努力を続けており、円高時には利益の低下を食い止め、円安時には追い風が吹いたように巨額の利益が計上される傾向があります。つまり現在のような円安に傾いているタイミングでは業績・株価が上がりやすい銘柄と言えます。

 同社は1円のドル高円安によって、営業利益が2.1%のインパクトを受けます。第2四半期時点での為替は1ドル102円であり、2016年12月時点では、そこから15円程度円安に進んでいます。15円の円安が同社の営業利益に与えるインパクトは31.5%と推察され、減益幅は大幅に縮小することになります(17年3月期下半期は大幅な除法修正の余地有り)。この点から考えて足もとの株価は急騰していますが、まだ割安圏にあると見ます。

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