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家計

「室外機の水をためて庭にまく」「ティーパックの糸で縫い物」…地球環境に優しい節約生活を実践する人々

牛乳パックは、まな板代わりや掃除用のヘラ、野菜室の仕切りなど収納にも役立つ(イラスト/はまさきはるこ)

牛乳パックは、まな板代わりや掃除用のヘラ、野菜室の仕切りなど収納にも役立つ(イラスト/はまさきはるこ)

 ゴミを減らすために野菜は皮まで丸ごと食べる、電気はこまめに消す、これらの行為は節約であり、エコにもつながっている。節約は家計だけではなく、地球環境にも優しいのだ。そこで“環境に優しい節約生活”を実践する達人たちの声を紹介しよう。

上手に節約すればゴミが減る

「上手に節約すると、ゴミが減る」と節約アドバイザーの武田真由美さんは言う。

「昨夜の残りの肉じゃがはカレーにする、きんぴらが余ったら、豚肉を巻いて照り焼きにするなど、残り物をうまくリメイクすることで、食品ロス対策もでき、食費も抑えられます。

 買い物時には、安いからと、むやみに買いだめしないこと。せっかく安く手に入れても、余らせてゴミとなってしまっては本末転倒。食べ物を捨てることはストレスにもなるので精神的にもよくありません。少々割高でも使い切れて、質のよいモノを買うようにしています。これで、料理の味もよくなり、外食も減って、節約にもつながっています」(武田さん・以下同)

 武田さんは、食材以外は宅配でまかなっているという。

「以前は少しでも安い日用品を手に入れるために、車を走らせていろんなドラッグストアに行っていました。でも、結局、ガソリン代がかかるので節約できる金額も多くないんです。それに、近所の安いドラッグストアとアマゾンで愛用している洗剤の料金を比較してみたら、アマゾンの方が200円ほど安いのが判明。それならば腐らない日用品は、セール時に買ってストックしておこうと思いました。その方がガソリン代もかからず、無駄なCO2も排出しなくて済むので、地球環境にも優しいと満足しています」

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