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南果歩さん「離婚後の人生は自分で作っていくしかない」 孤独を受け入れて手に入れた「即断即決ができる時間割」

ひとりになったことでバンド活動や韓国映画『そばの花咲く頃』の主演など「新しいもの」を手にしたという南

ひとりになったことでバンド活動や韓国映画『そばの花咲く頃』の主演など「新しいもの」を手にしたという南

“誰かに幸せにしてもらおう”という考えを手放せた

 長年続いたパートナーとの関係を手放し、孤独を受け入れたとき、新たなものが手に入ったと南は続ける。

「やっぱり、手は2つしかないから持っているものを手放さなければつかめない。私は別れを選んだことで自分の都合だけで即断即決ができる時間割が手に入って、そのことによって海外で長期間ロケを行うようなドラマや映画に出演することも叶いました。

 また、離婚によって“誰かに幸せにしてもらおう”という考えを手放せたことも大きかったです。

 いまはひとり暮らしが楽しいけれど、やっぱり動物って“つがい”で生きるのが自然なんじゃないかな?とも思っていて。特に親しくしている女優の白石加代子さんは長年連れ添った旦那さんとすごく仲がよくて、一緒に食事に行くと“これ、おいしいよ”ってふたりで1つのものを分け合っているんです。おいしいものを半分分けてあげたくなるような相手がいるのって、やっぱり素敵なことだな、って思うんです。

 だからもし今後、パートナーができたときは“幸せにしてもらおう”という考えに基づかない、新しいパートナーシップを築くことができるのではないかと思っています」

 離婚に踏み切ろうと考えている人に向けては、「答えを出す前に、冷静になって考えることは重要」だと話す。

「考えることすらつらいときは、一度、逃げてしまうのもアリです。私も離婚を決める前はとても苦しくて、東京から逃げ出して、アメリカのサンフランシスコで数か月過ごしました。

 現地の語学学校に通って、日本ではない別の環境に身を置くことで冷静になれたし、事情をまったく知らない現地でできた友人にふといまの気持ちを吐露してみることで、少しずつ気持ちを固めることができた。いったん考えるのはやめて距離を置くことで、見えてくるものはあるはずです」

※女性セブン2023年11月23日号

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