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「何気ない投稿から特定されて…」 マッチングアプリとは異なる「ツイッター婚活」の落とし穴、運営不在の大きなリスク

運営がいないことでトラブル対応ができないケースも

 お金もかからず、顔出しもしなくてOK。多くの人が参入しやすいツイッター婚活の仕組みだが、Aさんは次のように警鐘を鳴らす。

「ツイッター婚活は、リプライ欄で交流し、その後にDMに移行してメッセージのやり取りをするというのが通例です。そのため、容姿ではなく気が合うかどうか、内面の良し悪しを見ることができるというメリットがあると言われています。しかし、問題はマッチングアプリと異なり、運営母体が不在という点です。

 アプリにはトラブルが生じた際に対応する運営会社が存在します。たとえば他人の顔写真を無断で転載したり、プロフ詐欺をしたり、マルチ商法の勧誘行為、ドタキャンなどをするユーザーがいた場合、アプリの運営会社に通報すれば、警告や退会処分などのしかるべき措置を講じてくれます」(Aさん)

 利用料を払っているだけあって、アプリの運営会社は悪質なユーザーに対して適切な対応を取るというサポート体制がある。しかし、ツイッター婚活の場合はそうではない。Aさんは続ける。

「ツイッター婚活は完全に当事者同士のやり取りになります。無料でできる代わりに、完全に自己責任で行わないといけない点を強く意識してほしいです。一対一で密室では会わない、個人情報をすぐに教えない、つきまといをされないように注意する、などです。とくにマルチ商法の被害は非常に多いので、その可能性を念頭に置いておく必要もあります。何か危ないと感じたら、すぐに消費生活センターに相談したり、警察に通報したりするなど、第三者を介在させることが大切です」(同前)

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