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「何気ない投稿から特定されて…」 マッチングアプリとは異なる「ツイッター婚活」の落とし穴、運営不在の大きなリスク

「ツイッター婚活」にはリスクも(イメージ)

「ツイッター婚活」にはリスクも(イメージ)

 近年、じわじわと浸透している「#ツイッター婚活(# X婚活)」というキーワード。結婚相手を探すツールとして市民権を得つつあるマッチングアプリから、ツイッター(現・X)に鞍替えする人も増えているという。ツイッターは「X」と名称が変わったが、依然として「ツイッター婚活」というワードのほうが主流だ。利用者のメリットとしては、マッチングアプリのように利用料がかからないという点が大きいようだ。しかし、そこにはリスクも潜んでいる。

 インターネットメディアに詳しい、情報学を専門とする大学教員のAさん(40代)に話を聞いた。

アプリだと「顔写真でスルーされる」

「そもそもマッチングアプリは、基本的に月額料金がかかります。だいたい、男性は月額3000~4000円程度、女性は無料の場合が多いですが、女性も一定の年齢を超えると料金がかかるものもあります。マッチングしたい相手にメッセージを送り、やり取りをするためには有料プランを使わないといけないので、本気で婚活をしたい人にとって課金は必須といえるでしょう。

 複数のアプリを掛け持ち、同時並行的に相手を探している人もいますので、単純に3つ登録すると、男性は毎月1万円以上かかるわけです。そうしたコストを払ったにもかかわらず『顔写真でスルーされる』『マッチングゼロで終わってしまう』という男性も珍しくありません。容姿端麗な人ほどマッチングしやすいので、そうではない人は内面を知ってもらう機会すらない、というのがアプリの実態です」(Aさん)

 そこで代替ツールとして注目を集めているのが、「無料」でできる「ツイッター婚活」だとAさんは続ける。

「マッチングアプリと違って、ツイッター婚活は誰でも無料で始められる。アカウントを開設して、『#ツイッター婚活』とか『# X婚活』というハッシュタグをつけます。そして、ポスト(旧ツイート)に『性別、年齢、身長、体重、住所、職業、生活、休日、お酒、趣味、好きなタイプ』などを書く感じです。別に詳細を書く必要はないので、住所は都内(23区内)、職業は公務員ぐらいの“ゆるさ”で良い。もちろん顔写真も掲載する義務はありません」(同前)

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