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「顔色が悪くなり肌が黄色くなった」倉田真由美氏が明かす、夫・叶井俊太郎氏のすい臓がんが発覚した時の経緯

 しかし、そこでなされた診断は「胃炎」だった。

「黄疸が出ているのに胃炎? と疑問を持ち、さらに別の病院を受診したのですが、そこでも病名はわかりませんでした。3つ目の病院でようやくすい臓がんのステージ2と診断されたのですが、『余命は半年』と宣告され、驚きました」(同前)

 それから1年半が過ぎようとしているが、現在も夫婦での闘病は続いている。倉田氏が言う。

「『近所だから』『大きい病院だから』という理由で病院は選べないし、自覚症状と医者の言うことが違う時に、医者の言葉を聞くだけではいけないと痛感しました」

 すい臓がんの発見には、「自分がそうかもしれない」と疑うことが肝要だと上医師は言う。

「すい臓がんのリスクが高い人の特徴としては、糖尿病、慢性すい炎、家族歴、すい管内乳頭粘液性腫瘍(すい管のなかの腫瘍)がある人などが挙げられます。早期発見のための検査方法は残念ながら確立していませんが、疑われる場合は一般的な画像診断に加えて超音波内視鏡検査など、より精密な検査を受けることが重要になります」

 ただし、それらの検査自体が臓器への侵襲性の高さから、すべてのケースで実施できるわけではないから難しい。生活習慣や家族歴などを把握し、少しでも気になる症状があれば、医師に相談して最善の対応を探らなくてはならない。

※週刊ポスト2023年12月15日号

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