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家計

【不用品をお金に変えるリユースショップ活用術】冬物衣料&季節家電を売るなら12月末までOK、VHSテープが海外で高値落札されるケースも

冬物衣料を売る際は、シーズンの真っ只中でも間に合うという(写真は「スーパーセカンドストリート大宮日進店」)

冬物衣料を売る際は、シーズンの真っ只中でも間に合うという(写真は「スーパーセカンドストリート大宮日進店」/撮影=菅井淳子)

 早いもので師走に突入。そろそろ大掃除を始めるご家庭も多いのでは? その際に出てくる不要品。だが、捨てるのはちょっと待ってほしい。だいま市場が急拡大のリユース業界。リユースショップで査定をしてもらえばお宝に化けるかもしれない。不要品を少しでも高く売るには工夫が必要なのだ──。

年間平均約7万円 手に入れられる!

 不景気を実感させる昨今だが、リユース業界に限っては市場が急拡大しているという。

「リユース市場の規模は、2009年以降13年連続で拡大していて、2022年は前年比7.4%増の2.9兆円でした」とは、業界紙『リサイクル通信』の編集長・瀬川淳司さんだ。その理由をこう続ける。

「エコやSDGs(持続可能な開発目標)といった考え方が浸透したことに加え、物価高も影響しています。新品と大差ないものが安価に購入できるとあって、若い世代を中心に、あえてリユース品を選ぶ人が増えています」(瀬川さん・以下同)

 不要品を売ることに恥ずかしさや後ろめたさを感じる人がいるようだが、手取り収入が増えない中、“お得で環境にもいい”経済活動とみなす傾向に変わりつつある。

「わが社の2022年調べによれば、買取サービスやフリマアプリなどで不要品を売って出た利益は1人あたり年間平均約7万円とされています」

 不要品を売って収入にし、安いリユース品を買って支出を抑える。これこそ不景気を生き抜く賢い消費術だ。

フリマアプリかリユース業者か

高く売るなら個人間、確実に売るなら店頭&出張買取

高く売るなら個人間、確実に売るなら店頭&出張買取

 不要品とはいえ、どうせなら少しでも高く買い取ってもらいたい。そこでまず考えるべきは“どこに売るか”だ。

「売り先としては主に、個人間で取引する『メルカリ』などのフリマアプリや、店に持ち込んで査定してもらう店頭買取、家に来てもらう出張買取、箱などに詰めて送る宅配買取があります。

 フリマアプリなら、自分の希望の価格をつけられるので、最も高く売れる可能性があります。ただし、交渉から発送まですべて自分でしないといけないので時間と手間がかかりますし、売れないことも。

 一方、多少安くてもすぐに換金できる可能性が高いのは店頭買取や出張買取。買い取ってもらえなくても引き取ってくれる場合もあるので、確実に不要品を片づけられ、お金をかけて捨てるよりはお得。

 宅配買取の場合、実店舗に持っていくなどの手間がかからない代わりに商品を送ってから買取の代金が振り込まれるまで時間がかかるのが特徴です」(瀬川さん)

 高価買取か手間か、何を優先するかで選ぶといいという。

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