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インボイス導入後初の確定申告で納税者は大混乱 税理士は「仕事が増えただけで報酬は上がらない」と嘆息、「得してるのは税務署だけ」の指摘も

インボイス制度導入で手続きが面倒になったという人は少なくない(イメージ)

インボイス制度導入で手続きが面倒になったという人は少なくない(イメージ)

 2023年分の所得税などの確定申告の受付が全国で始まっている。今回は、消費税の「インボイス制度」が導入されて初の確定申告で、初めて消費税を申告するという人も多いはずだ。確定申告会場に赴いた人や税理士に話を聞いてみたところ、やはり色んな混乱があるようで……。

「インボイス制度」導入に伴って、確定申告の相談のために都内の税務署を訪れたという音楽関係の仕事をする男性(40代)はこう嘆息する。

「途中まではe-Taxを使って自力でやっていたのですが、今までだったら提出しなくてもよかった消費税の計算書が増えたことでややこしくなり、質問しようと思って税務署に行ったんです。でも、相談をしようにも整理券が必要だったみたいで、その日は諦めました。今後、出直して色々聞いてみる予定です。昨年10月にインボイス制度が始まったから、今年の申告では2か月分しか関係ないんですよね。そのあたりもよくわかっていません」

 確定申告の期限は3月15日までというなか、大忙しなのが税理士たちだ。煩雑な手続きが多い場合、自力で行なうにはハードルが高く、税理士に依頼している人も多いはずだ。

「得しているのは、税の捕捉率が上がった税務署くらい」

「インボイス制度」導入後の確定申告となった今年は、今まで以上に依頼が舞い込んでいるようだが、都内に住む税理士の女性はこんな苦労を語った。

「税理士は書類が増えると報酬が増えますが、それに見合わないくらいの手間がかかっています。顧客でも、フリーの人や自営業の方たちは金銭面で厳しくなっているんだなと感じますし、報酬をそこまで引き上げることもできません。会計ソフト関連の会社は景気が良いようですが、得しているのはそのあたりくらいでしょうね」

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