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コンビニスイーツに「300円の壁」を感じる消費者の声 「口コミを調べてからじゃないと」「“小さな幸せ”だったのに…」

300円を超えると「口コミを調べてから買う」

 IT企業勤務の30代男性・Bさんも、コンビニスイーツのお手頃感の薄れを感じている。

「ケーキ類は、300円ぐらいなら“こんなもんかな”と思えるんですが、それ以上になるとコスパが悪いような気がしてしまって……。

 例えば、300円までだったら口に合わなくてもいいやという気分でぱっと買うかもしれないけど、それ以上になると口コミとか見て、本当に食べる価値があるのか考えちゃいますね。結局、コンビニでちょくちょくお金を使うよりも、ここぞという時に専門店で買って食べた方が満足度が高いかなと。

 コンビニスイーツは、安さの割には美味しいものがいつでも買えることが売りですよね。その“安さ”のメリットがあまり感じられなくなっているのかもしれません」

200円ぐらいのシュークリームやプリン、和菓子なら買う

 商社勤務の30代女性・Cさんは、「買うものを選ぶようになった」という。

「コンビニのスイーツは、昔は100~150円前後が多くて、200円台がちょっと高い、というような感覚でした。予算は200~300円の間くらいでしょうか。でも今では、生菓子、洋菓子系なら300円台を超えるものもありますよね。

 400円近くするものもあって、それはちょっと高いなと躊躇してしまう。ただ、まだまだ安いものもありますよ。200円ぐらいで安いシュークリームやプリン、和菓子なら買うかなという感じですね。私は200円しないシュークリームたい焼きが好きで、よく買っています。やっぱりコンビニスイーツには安さを求めてしまいますね」

 物価高でいつも身近にあったコンビニスイーツとの付き合い方が変わった人たちは、案外多いのかもしれない。(了)

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