家計

【中食の賢い選び方】品揃えも品質も向上した「テイクアウト惣菜」 注意すべきは糖質、脂質、塩分量

「テイクアウト惣菜」を選ぶときに気をつけたいポイントは(イメージ)

「テイクアウト惣菜」を選ぶときに気をつけたいポイントは(イメージ)

 近年、品揃えもクオリティーも著しく向上している、スーパーやコンビニのテイクアウト惣菜(中食)。その一方で、安全性や健康面はどうなのか。管理栄養士のShieさんは、

「中食などに含まれる添加物は、基準値が守られており、安全性が認められているため、必ずしも健康に悪いとは言い切れません。むしろ健康上で気をつけるべきは、糖質、塩分、脂質の量です」

 と言う。一口目の満足感や保存の目的から、中食のメニューは比較的、糖質や塩分が多めの濃い味付けがされているからだ。

「たとえば煮物。ヘルシーなイメージがありますが、砂糖や塩を多く使って調理している場合も多いんです。甘辛タレや甘酢あんなど“照りのあるタレ”も同様に、砂糖と塩が多く使われています。なるべく控えるか、食べるなら、汁やタレを落とすなどして量を調整してください」(Shieさん・以下同)

野菜料理といえどかき揚げはNG

 脂質の多い揚げ物を選ぶ場合は、【1】から揚げ【2】とんカツや天ぷら【3】かき揚げの順がおすすめだという。

「食材が調理で吸収した油の量の割合を“吸油率”というのですが、揚げ物の中ではから揚げの吸油率が最も低く6~8%。とんカツや天ぷらは10~20%、かき揚げは40%にもなります。揚げ物の場合、野菜=ヘルシーと思わないこと」

 ここまでNG例ばかり紹介してきたが、もしそれらが好物ならがまんすることはないという。

「昼に揚げ物を食べたら、夜は野菜中心の食事にするなど、1日単位で調整すればいいのです」

 賢く選んで調整し、健康的な中食ライフを送ろう。

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