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【岐路に立つ女子大】「内容で選ばれる大学」を目指す昭和女子大の試み 坂東眞理子・総長が構想する「新情報学部」の狙い、既存の学部とは異なるコンセプト

 就職に関しても、「単に大企業への就職を目指すのではなく、ちゃんと女子を活用してくれる企業への就職支援をしていく」と坂東総長はいい、どんな企業かと訊くと、外資系企業など性別にかかわらず人材育成をする企業などをあげた。

 関東で、昭和女子大以外で好調とされるのは共立女子大だ。絶妙なタイミングで看護学部を設置、建築・デザイン学部も好調で偏差値は50.0(前期個別学力)。話題の「学力重視型の推薦入試」も2025年度入試から導入するなど、伝統的な女子大でありつつ改革に積極的だ。

 このように、実学教育に力を入れることが、女子大が志願者を集めるポイントに見える。今回は関東で改革が進んでいる昭和女子大の事例を紹介した。次回は地方に目を移そう。

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【プロフィール】
杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ)/ノンフィクションライター。2005年から取材と執筆活動を開始。『女子校力』(PHP新書)がロングセラーに。『中学受験 やってはいけない塾選び』(青春出版社)も話題に。『中学受験ナビ』(マイナビ)、『ダイヤモンド教育ラボ』(ダイヤモンド社)で連載をし、『週刊東洋経済』『週刊ダイヤモンド』で記事を書いている。【Xアカウント】@sugiyu170

2025年度入試 有名大学・女子大の英文系学部・学科の入試難易度。河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」の2024年6月発表データをもとに筆者作成

2025年度入試 有名大学・女子大の英文系学部・学科の入試難易度。河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」の2024年6月発表データをもとに筆者作成

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