「農家から直接買う」交渉のポイント
そうしたなかでは備蓄米を店頭で見たら購入するという人が大勢となるが、“どうせなら備蓄米ではなく新米を今、安く買いたい”という人はどうすればいいのか。裏ワザになり得るのが、「農家から直接買う」という方法だ。
節約ライターの三木千奈氏は8年ほど前からコメを農家から直接購入しており、「スーパーで購入すると5キロ6000円ほどするブランド米『つや姫』を、送料含めて30キロ1万1000円で買っています」(三木氏)と明かした。
5キロ換算で2000円以下という水準であり、現在の店頭価格と比べると驚異的な安さである。
三木氏は、母親を通じて直接購入できる農家を紹介してもらったと語る。
「知り合いの農家に頼めればベストですが、今はホームページやSNSでも直接買い付けを宣伝する農家が見つけられます。ネットも活用すれば意外と簡単に農家とつながれて、直接交渉できる」
交渉にあたっては、農家側にメリットのある条件を提示できるかがポイントになるという。
「農家としても直接販売は卸を通すより儲けが多く、すぐ入金されるメリットがある。将来の不作リスクもあるので、前払いで大量購入の契約すると交渉がまとまりやすい。私は120キロ分を前払いで契約し、食べ尽くすたび30キロずつ送ってもらっています」(三木氏)
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