サラリーマン億り人・弍億貯男氏
日経平均は「4万円から4万2000円あたり」へ
弐億:私は決算がひとつのターニングポイントになり、日経平均株価も4万円台を回復すると見ています。
シゲル:そうやな、4万円から4万2000円あたりがいいとこかな。それ以上はあまり欲を出さないほうがいい。
弐億:目先では円高ドル安傾向が目立っていて、ドル安は米国の貿易赤字縮小にもつながるので、今後は内需系銘柄に円高メリットが見込めます。そうなると、内需系中心の中小型株にも資金の流入が期待できるでしょう。
シゲル:これまでの大型株相場からのシフトを見越すとは、「人の行く裏に道あり花の山」やな。
弐億:いえいえ(笑)。混乱している時だからこそ、内需系の割安成長株中心という自分のスタイルを変えずにいたい。新NISAでつみたて投資している人たちも、「安い時ほどたくさん買える」と考えて続けてほしい。
シゲル:その通り。「トランプが何するかわからなくて怖いから、売る」では、せっかく安く仕込めるチャンスをふいにするだけや。そもそも世界中を振り回すトランプの政策は間違いが多いから、反省させなあかん!
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【プロフィール】
藤本茂(ふじもと・しげる)/19歳で株式投資を始め、1986年に転換社債の投資を機に専業投資家になる。66歳でパソコンを買い、ネット取引に移行。70年間、個人投資家として相場に挑み、現在の資産は20億円を超える現役トレーダー。「投資に年齢は関係ない」がモットー。
弐億貯男(におく・ためお)/サラリーマン投資家。株式投資で生涯賃金2億円を貯めることを決意し、2003年8月に投資元本250万円からスタート。割安成長株の中長期投資で年率30%を上回るリターンを続け、2019年に資産2億円を達成。2029年に5億円達成を目指す。
※週刊ポスト2025年5月9・16日号