モバイルバッテリー、持ち歩いてる?(イメージ)
日常生活に欠かせないスマートフォンにおいて、重要なのは「充電」だ。充電が切れてしまった時のためにモバイルバッテリーを欠かさず持ち歩く人は多いだろう。駅などではモバイルバッテリーのレンタルポートも設置されている。それだけスマホの充電を気にしながら生活をする人が多いということだ。
都内に住む会社員Aさん(40代女性)は、「スマホの充電が70%台になったら不安になる」と話す。
「仕事をしている時以外は、メッセージアプリを確認したり、SNSを見たり、動画を楽しんだり、基本的にスマホを開いている生活です。仕事の連絡もスマホに届くので、電車の移動中もスマホ上で仕事をしている状態です。何をやるにしてもスマホが必要な状況なので、とにかく充電切れが怖く、常にモバイルバッテリーを2個持ち歩いています。飲食店等に入った時も、コンセントがある席なら充電の残量に関わらず、スマホを充電しています」
一方で、あえてスマホの充電を気にしないという人もいる。都内に住む会社員Bさん(40代男性)は、Aさん同様にモバイルバッテリーや充電器を持ち歩いていたが、最近その習慣を辞めたという。
「スマホを充電するのは、夜寝る時だけ。朝100%の状態にして会社へ行き、帰ってきて寝る時まで充電はしません。1日充電が持つこともあれば、外出中に充電がゼロに近づくこともあります。もしも充電がなくなりそうになったら、電源を切ってそのまま家に帰るまでスマホは使いません」(Bさん・以下同)
Bさんがモバイルバッテリーを持ち歩かなくなった理由は何か。
「外出中にスマホの充電が切れそうになって、持っていたモバイルバッテリーを繋いだけど、そのモバイルバッテリー自体の充電が切れていたという出来事が何度かありました。ただ、スマホが使えなくなったらなったで、むしろ清々しい気持ちになったんです。スマホが充電されているから、ダラダラ意味もなく触ってしまうんだということに気づきました。
これはそもそものライフスタイルによると思いますが、僕は何かを決済をするにしても、現金もクレジットカードも持ち歩いているので不便はない。ためしにモバイルバッテリーを持ち歩くのをやめてみたら、“充電がなくなったら返信もしなくていい”という割り切りができて、気持ちに余裕ができました」