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タイ料理と鮨のコラボを実現した「変タイ鮨」、北海道のテロワールで江戸前の常識を覆す革新店…突き抜けた個性で唯一無二の存在感を放つ鮨店の「すごい戦略」

唯一無二の「変タイ鮨」を提供する「鮨 すがひさ」の“エスニックちらし寿司”(写真は「鮨 すがひさ」インスタグラムより)

唯一無二の「変タイ鮨」を提供する「鮨 すがひさ」の“エスニックちらし寿司”(写真は「鮨 すがひさ」インスタグラムより)

鮨 すがひさ ここまで突き抜ければファンができる「変タイ鮨」

 回転寿司のように「何でもあり」がおもしろい業態は別として、王道を外れることがもっとも難しいのは寿司かもしれません。究極的にいえば「酢飯と生魚を握ったもの」というシンプルさゆえに、王道とは違う発想を持ち込みづらいのです。

 少し変わったネタを使う、酢飯をアレンジする、しかし説得力がなくては上滑りしてしまいます。たとえば「酢」つながりで、ただ酢飯をバルサミコ酢でつくる「イタリアン寿司」みたいなことをやっても、発想がやや安易でなかなかお客様には響かないでしょう。

 そんななかで異彩を放っているのが、すがひさです。その謳い文句は「変タイ鮨」。「変態」と東南アジアの国の「タイ」をかけています。

 もともとは王道の江戸前寿司店だったのですが、常連のお客様からの無茶振り(?)もあって、週に3日、タイ料理の要素を取り入れた寿司とつまみを出すようになったのが始まり。もとの神奈川県から東京へと移転してからは、完全に「変タイ鮨の店」になっています。

 大将の菅さんには、寿司店以外にタイ料理店での修業経験もあり、「変タイ鮨」は料理人のバックグラウンドとしても筋が通っている。そして何より、「寿司×タイ料理」のコラボが見事にはまっているから、すでにファンがたくさんいるのです。

 おそらく「寿司にタイ料理の要素? どういうこと??」と驚かれた方が多いと思うので、私が体験したすがひさの寿司をいくつか挙げておきましょう。

次のページ:コース最初のつまみから「タイ全開」
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