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ライフ

警察にストーカー被害を相談する際の注意点を弁護士が解説 「動画や録音、メモがあるとよいでしょう」、証人と一緒に警察に行き説明してもらうのも有効

警察に被害状況をどう説明するか(イラスト/大野文彰)

警察に被害状況をどう説明するか(イラスト/大野文彰)

 場合によっては、最悪の事態に発展してしまうこともあるストーカー事件。未然に被害を防ぐためには警察の対応も不可欠だ。では、ストーカー被害にあって警察に相談する際、どのようなことに注意すればいいのか。実際の法律相談に回答する形で弁護士の竹下正己氏が解説する。

【相談】
 娘が以前アルバイトをしていたときに知り合った男性につきまとわれています。職場や家の近くで待ち伏せしたり、うろついていることが何度もあり、不安を感じることもしばしば。

 ストーカー事件に対する警察の反応の鈍さがニュース等で問題になっていることもあり、不安です。警察にきちんと対応してもらうためには、どのような点に注意して相談したらよいでしょうか。(東京都・55才女性・パート)

【回答】
 ストーカー規制法は、「つきまとい等」という行為を一定の態様で繰り返すことでストーカー行為になるとし、罰則で禁じています。

「つきまとい等」には、恋愛感情が満たされない恨みを晴らすため、相手やその配偶者、さらに親子などに対して、つきまとい、待ち伏せ、立ちふさがり、住居等の付近で見張り、押しかけたりすることや行動を監視していると思わせること、面会、交際など義務なきことを強要するなど8つの行為が定義されています。

 そのうち、身体の安全、住居等の平穏もしくは名誉が害され、または行動の自由が著しく害される不安を覚えさせるような方法で「つきまとい」を反復すればストーカー行為になります。また、つきまとい等で相手にそうした不安を覚えさせてはならないと、それ自体も禁止されています。

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