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家計
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「こっちのせいじゃないのに…」自分の持っている製品が「リコール」で煩わしさを感じる消費者の本音 「HPはアクセス集中で確認するまで焦り」「無償修理でも返送に手間がかかる」

集荷してくれるのは有り難いのだが…(イメージ)

集荷してくれるのは有り難いのだが…(イメージ)

 販売済みの製品に欠陥などが発覚した際、製造者や販売者が行う自主回収(リコール)。製品を安全に使用するためには欠陥品の回収に協力すべきだが、その手間に煩わしさを感じてしまう人もいる。

 最近では、調理器具やキッチン家電のブランド「ティファール」を輸入販売する「グループセブ ジャパン」は9月16日、2021年10月から2024年7月までに製造された電気ケトルの特定の製造ロットにおいて、電源コードの不適切な使用によって電源プラグが破損し、発火や発煙の可能性があると報告している。これに伴い、該当する電気ケトルの電源プレートを無償で交換すると発表した。交換の対象となる製品は、約418万台にのぼるという。

アクセス集中でページが繋がらず「焦った」

 回収・交換対象となる可能性がある電気ケトルを使用中の会社員・Aさん(40代女性)が、そのニュースを知った時の行動を明かす。

「リコールのニュースを知り、火事にでもなったら危険だなと思い、すぐにティファールの公式サイトをチェックしました。すると電源プレート無償交換のための特設ページがあり、そこで自分が使用しているものが交換の対象製品かどうかを確認し、もし対象製品ならそのまま交換を申し込めるという説明でした。ただ発表直後だったということもあってか、特設ページに全然進めない。対象製品が418万台もあればアクセスする人もたくさんいたんでしょうけど、あまりにも繋がらないので、その日は一旦諦めました」

 翌日、Aさんが再度特設ページにアクセスすると、今度はすんなりと入ることができた。

「特設ページを見て、私が使っている製品はリコールの対象ではないとわかり一安心でしたが、そもそも繋がらないことで面倒くさくなり、交換を諦める人も多いんじゃないかとは感じました。ニュースが出ると焦りがちですが、1日おいてから問い合わせるなど、消費者側が落ち着くことも大事だなと思いました」(Aさん)

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