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ライフ

「射幸性の高さは前代未聞レベル…」 パチンコ「ラッキートリガー3.0プラス」導入の功罪 一定の支持を得る一方で大当たりのハードル高くユーザー離れを懸念する声も

むしろ重要なのはゲーム性の拡張か

 その出玉性能の高さもあり、注目度も高くホールでの存在感を増しつつあるLT3.0プラス機だが、その未来には懸念材料がある。

「ユーザーにとって、出玉を得ることはもちろんですが、“大当たりを引くことの楽しみ”や“RUSHが継続することの楽しみ”、さらには“リーチなどの演出にドキドキする楽しみ”が重要です。しかし射幸性が高いと、出玉への期待感が大きくなるものの、そもそも大当たりがなかなか引けないので、パチンコ本来の“楽しみ”を体験できずに終わってしまう。そうなって、パチンコから離れていく人もいるでしょう。射幸性の高いLT3.0プラスは、一時的にはユーザーから支持を得ますが、長期的には心配も多い。

 そもそもLT3.0プラスは、射幸性の高さとゲーム性の拡張を実現するもの。現状では射幸性ばかりにスポットが当たっていますが、むしろ重要なのはゲーム性の拡張の方。そこまでお金を使うことなくパチンコの楽しさを体験できるゲーム性があれば、リピーターが増え、ホールも利益をあげやすくなるはずです。業界の将来を考えるなら、メーカーも射幸性ばかりではなく、ゲーム性の拡張を進めていく必要があると思いますね」(藤井氏)

 LT3.0プラス機が登場してから、まだ3か月ほどが経過したばかり。メーカーも新機種開発に試行錯誤している時期だろうが、射幸性だけでは未来はおぼつかない。パチンコの楽しさをユーザーに与えられる、革新的なゲーム性の登場が待たれる。

 関連記事【期待されたパチスロ「ボーナストリガー」搭載機、“AT機は怖いがノーマルタイプでは物足りない”というユーザーを狙うもホールでの存在感がイマイチな理由】では、今年6月から導入されたパチスロの新機能ボーナストリガー(BT)の現状と未来について分析している。

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