閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
トレンド

《中古スマホ市場の最新トレンド》「iPhone SE」シリーズが根強い支持を集めるワケ eSIMのみ対応「iPhone 17」発売が市場に及ぼすインパクトとは

中古スマホ市場で根強い人気のiPhone SEシリーズ

中古スマホ市場で根強い人気のiPhone SEシリーズ

 今年も発売された新型iPhone。iPhone 17シリーズだけでなく、軽量・薄型が特徴のiPhone Airがラインナップに加わり、注目を集めている。早速新型iPhoneに買い替える人がいる一方で、新品の新機種には興味がなく、型落ち中古のスマホを購入する人も少なくないようだ。中古スマホ市場の最新トレンドを専門家に解説してもらった。

「スマホは中古でしか買わなくなった」という声も

 メーカー勤務の40代男性・Aさんは、つい最近中古スマホから中古スマホに買い替えたが、その理由を「新型iPhone はもはや価格が高すぎる」という。実際、X上にも〈スマホは中古で十分よね、新品なんか買えない〉〈スマホは中古でしか買わなくなった〉という中古端末を支持する声や、〈iPhone 17が販売されたら、中古のiPhone15 Pro買おう〉〈iPhone 17より中古でいいからiPhone 16が欲しい〉など、最初からiPhone 17を買う気がないユーザーの声も散見される。

 実際、中古スマホの販売は勢いを増している。MM総研が7月に発表した調査によると、2024年度の中古スマホ販売台数は321.4万台(前年度比17.7%増)と過去最高を記録した。なぜ中古端末がこれほどまでに支持されているのか。中古スマホの個人向け買取・販売サービス「にこスマ」を運営する株式会社Belongにこスマ/プロダクトマネージャー・遠藤幸馬氏はこう分析する。

「ニーズの多様化と共に、選択肢が増えているのだと考えています。最新の機能を求める方もいらっしゃれば、用途やご予算から過去のモデルを求める方もいらっしゃいます。特にここ最近は、少し前のモデルでも高い性能のものが多いため、そうした背景も中古スマホの需要につながっていると思います」(遠藤氏、以下「」内同)

 最新モデルだけでなく、過去モデルも選択肢に含めることで、「特定のニーズに特化した機種」を選ぶ人も増えているという。

「例えば、写真撮影がお好きな方はカメラ性能が高く大容量メモリのモデルをお選びいただいたり、動画視聴用として画面サイズが大きいモデルを選ばれたりと、中古であれば価格的に複数台所有することも選択肢に入るため、気軽に特定のニーズに特化したものをご購入いただくことができます」

 ここ数年、スマホの技術的な進歩のスピードは鈍化し、目立った進化がない状態が続いている。最新機種を求めるユーザーには物足りないかもしれないが、「型落ち中古でかまわない」という人にとっては、これまでより選択肢が広がっているだろう。

次のページ:2016年発売のiPhone 7が28位から9位に急上昇の理由

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。