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芸能人・著名人の相続・終活

「心構えを何もしていなかったんです…」岩本恭生が亡き妻の介護生活で痛感した“家計共有”と“買い物知識”の大切さ 最も困ったのは「複雑な介護保険制度の理解」

健康管理が最大の備え

 右往左往する状況で、助けになったのは「相談相手」だったと話す。

「思いがけず妻の介護を担った状況で、何より大切なのは自分の思いを言葉にして口から出す“ガス抜き”です。私の場合、ケアマネジャーさんなど介護の専門家に相談というよりは愚痴に近い内容も含めて、溜め込まず全て吐き出すことを心がけていました」

 妻を見送って11年。子供たちは独立し、現在は札幌市内で愛犬とともに暮らす。「健康管理こそが老後の最大の備え」だと岩本は話す。

「妻が倒れる前から夫婦で生命保険には入っていたし、ある程度健康に対する意識はありましたが、これまで調子が悪くてもなかなか病院に足が向かなかった。検査で何かが見つかるのが怖いという不安もあったんです。

 でも、もう73歳なのでね。遺言や相続の準備や延命措置の意思決定、愛犬の世話をどうするかなど様々なことに備えないといけない年齢です。改めて自分のこと、残される家族のことを考えて、たまには美味しいものを食べたり発散してなるべくストレスを溜めず、健康寿命を意識して生活しています」

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※週刊ポスト2025年10月31日号

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