日本企業が持つ世界最高峰の「軍事転用技術」
次世代戦闘機のエンジンでもIHIは、「高度なセラミック技術で1800度の高温にも耐える部品を使った高出力ジェットエンジンを開発中」(同前)であり、日本企業の貢献が期待される。
電池で長期間潜水できるそうりゅう型、たいげい型潜水艦のリチウムイオン電池はGSユアサ製だが、日本企業は自動車メーカーなどを中心にパワーがあり、寿命も長く、安全性も高い全固体電池の開発を競っており、2~3年後には製品化されそうな段階にある。全固体電池を超える性能が期待できる「リチウム空気電池」をトヨタや日立が研究中だ。
ミサイルの射程を延ばす固体燃料推進の技術はIHIエアロスペースが持つ。イージス艦から発射する弾道弾迎撃ミサイル「SM-3ブロック2A」の推進装置に採用された。
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