九州場所で大歓声を受ける安青錦
1年の納めの場所となる九州場所。連日、超満員の観客で会場は埋め尽くされており、チケットは9月20日の販売開始日には1時間半で売り切れるなど、1995年の若貴ブーム以来の人気となっている。その人気の源にどの力士がいるのか。バロメーターとも言えるヒントが、会場の現場にありそうだ。
入手困難なチケットを幸運にも手にした相撲ファンが、取組の合間に訪れるのが相撲グッズを販売する売店だ。入口正面にある売店の他、レジに大行列ができているのが「親方売店・すも~る九州支店」である。
若手親方たちが企画販売する公式売店で、相撲協会のオリジナルグッズが並び、レジにはブルガリア出身の元関脇・碧山の岩友親方や元関脇・栃煌山の清見潟親方、元前頭・玉春日の熊ケ谷親方などが座っている。
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