配達員が直面した外国人客とのトラブルとは(イメージ)
すっかり生活に浸透して、重宝している人も多いフードデリバリー。ネット注文なら会話も不要で、馴染みのある料理をすぐに取り寄せられるシステムは、訪日外国人たちにとっても便利なようだ。都内でフードデリバリーのアルバイトをするようになって5年になる30代の配達員は、「外国人からの注文は以前より増えている」と、そのニーズを実感する。そうしたなかで、“外国人ならでは”のトラブルに遭遇することもあるようだ。その実例をレポートする。
タワマン内でのデリバリーのゴミ問題
東京都・中央区在住の主婦・Aさん(40代)は、タワーマンションに在住。少し前から、外国人の「民泊」と「ゴミ出しマナー」について憂えているという。
「大きなキャリーケースを引きずりながらマンションにやって来る外国人グループをよく見かけるので、民泊をしている部屋があるのかなとは思っていました。するとある時、自分のフロアに民泊の部屋があることが判明したんです。というのも、ゴミがすごい。フードデリバリーを頼みまくったけど、ゴミの出し方がわかっていないようで、袋にも入れず分別もされないなど、とにかくゴミ出しがめちゃくちゃです。廊下に放置された食べ残しのような残飯が入った箱から悪臭が漂っていたこともありました」(同前)
ただし、そのゴミが本当に民泊をしている人たちが出したものなのかは確信が持てない。苦々しく思っていたAさんはある日、衝撃の事実を知る。
「ある時、私がドアから廊下に出ると、フードデリバリーの人と鉢合わせしました。さらには、ある一室に外国人たちがぞろぞろと集まってゆくのです。それとなくどうしたのか聞いてみると、宿泊している部屋とは別に、フードデリバリーが届く専用の部屋があるらしい。言ってみればダイニングルームというか……。まさかマンション内でホテルのようなビジネスが行われているとは思いませんでした」(同前)
