2025年には日経平均株価が5万円に到達し、国民の投資熱も大いに高まっている。「非課税」の恩恵を受けられる新NISAの年間投資枠(成長投資枠240万円、つみたて投資枠120万円)は毎年12月まで利用でき、翌年1月にリセットされて新たな年間投資枠がスタートするため、年末年始に向けて新たな投資先を物色する人も多いだろう。
そんななか、「“高市17戦略分野”に投資する選択肢が有望」と指摘するのが、日米など世界の高配当株・増配株に長期投資して資産2.2億円を築き、『時をかける貯金ゼロおじさん 35年前に戻った僕が投資でゆっくり「億り人」になる話』(KADOKAWA)などの著書がある“億り人”投資家・おけいどん(桶井道)氏だ。株価上昇が期待できる注目分野と銘柄について、同氏が解説する。
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高市早苗首相が設置した日本成長戦略本部が打ち出した17戦略分野について、関連記事『【国策に売りなし】資産2.2億円投資家・おけいどん氏が“高市首相の17戦略分野”から抽出したAI・半導体関連の“ど真ん中4銘柄”を解剖 営業利益率の高さも魅力的』ではAI・半導体分野の営業利益率が高い4銘柄をピックアップして説明しました。今回はコンテンツ、防災・国土強靭化、防衛産業の3つの分野について、同じく営業利益率が高い注目銘柄を交えながら解説します。
目次
コンテンツ産業で注目の3銘柄
まず、コンテンツ分野からみていきましょう。日本では「推し活」という言葉が市民権を得て、海外でも日本の「かわいい」「たのしい」は人気があります。「好き消費」は強い。鬼滅の刃、ワンピース、ドラゴンボール、機動戦士ガンダム、ハローキティ、ポケットモンスター、ちいかわ……等、世界で戦える日本のコンテンツは枚挙にいとまがない。これから海外展開を強化する企業もあり、楽しみな分野です。
私も2025年にいくつかの銘柄に投資しましたが、そうした銘柄を持っていると自分も「推し活」をしているかのようで楽しく感じ、業界の明るい報道を見るたびに嬉しくなります。コンテンツ分野で注目する有望銘柄として、以下の3銘柄を紹介します。