閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
マネー
失敗しない相続・生前贈与マニュアル

《失敗しない相続》不動産の相続は評価額が高くても低くても“落とし穴” 存在を知らなかった不動産が後から出てくる厄介なケースにはどう対応すべきか

プロが選んだ「相続・生前贈与やるべきランキング」(その1)

プロが選んだ「相続・生前贈与やるべきランキング」(その1)

“負動産”の存在がわかったらどうすべきか

 存在を知らなかった不動産が後から出てくると、それ自体が大きな“負動産”になる可能性が高い。

「地方の不動産を親から相続していたのを知らずに放っておいたら、何年分にもわたる固定資産税をまとめて請求されたという事例もあります。地方の山林や原野といった、いまでは買い手がつかないような不動産の中には、財産になるどころか、お金をつけてあげないと処分できないようなものもあるのです。

 そうした負動産の存在がわかった時点で、なるべく被相続人がお金を払ってでも処分してあげることが、のちのちのトラブルを防ぐことにつながります」(田渕さん・以下同)

 こうした負動産を残したまま遺産分割協議が始まると、きょうだい同士で押しつけ合いになるなど、お金がかかるだけでなく相続争いにも発展しかねない。結果、放置されて「管理不全空家」や「特定空家」になったり、よかれと思って取り壊したことで住宅用地の軽減措置から外れ、固定資産税がもともとの3倍または6倍になるケースもある。

次のページ:不動産以外にも元気なうちに整理しておくべき「負の財産」

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。