“ガチホ”のモチベーションになるものとは(写真:イメージマート)
これまで98銘柄の「10倍株(テンバガー)」という驚異的な記録を樹立した現役サラリーマン投資家・愛鷹(あしたか)氏は、160万円を元手に20代で株式投資を始め、30代で“億り人”に。2025年9月、築いた運用資産は4億円に達した。そんな愛鷹氏の基本スタンスは、一度買った銘柄を長く持ち続ける「バイ&ホールド」、つまり「買ったら“ガチホ(ガチホールド)”」だという。
とはいえ、買った株をずっと握り続けるのはなかなか至難の業。いったいどのようなメンタルでガチホを実現しているのか。愛鷹氏の著書『サラリーマン投資家が10倍株で2.5億円』(ダイヤモンド社)より一部抜粋・再構成して紹介する。
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私は一度買った銘柄は長く持ち続ける「バイ&ホールド」を基本としています。
10倍株に至るまでは長い年月を要するため、花開くまで待ち続ける必要があります。
「ローマは1日にしてならず」ならぬ「10倍株は1日にしてならず」。好運にも約1年で10倍株になった銘柄もありますが、10倍株になるまで平均で6年、長いものでは16年かかったものもあります。
私が株式投資に参入した2008年はリーマンショックがあった年で、日経平均株価が、近年ではもっとも低迷していたタイミングでした。日経平均株価は、2008年10月28日に7000円を割り込み、1991年のバブル経済崩壊後の最安値(6994円90銭)をつけたのです。
その後、2012年からのアベノミクスのおかげで、株価は軒並み上昇します。
『日経マネー』(日経BP)の調査によると、東証一部・二部、マザーズ、ジャスダック(当時)の4市場に上場していた3675銘柄(2020年7月末時点、外国企業を除く)で、2008年9月のリーマンショックから、2020年1月20日の間で日経平均株価の年初来高値の最安値と最高値を比較したところ、最安値から10倍以上の上昇を遂げたことがある銘柄は839銘柄で、全体の22.8%にのぼったそうです。
2012年以降のアベノミクス相場のようによい地合いが続く中、長期保有を続けることができていれば、10倍株はそれほどレアな存在ではなかったのです。
しかし、「言うは易く行うは難し」。ただ株を長く握り続けるだけなのですが、これがなかなか難しいことなのです。
