国技館に展示される福島県知事賞や大関賞
春場所も優勝なら大阪のご当地産品が
年6場所で贈られる定番として、宮崎県知事賞(宮崎牛1頭、旬の果実1トン)と大関賞(清酒4斗樽=1升瓶40本分、ワンカップ大関1年分)を初場所でも手にしたうえに、福岡県知事賞や福岡市長賞に代わって東京都知事賞(獅子奮迅像)と福島県知事賞(天のつぶ=米1トン、福島牛と野菜の詰め合わせ)、茨城県常総市長賞が手渡された。
米1トンや牛1頭といった量には驚きだが、食べて体を大きくするのが仕事の相撲部屋にとって食料品の副賞は大助かりということは間違いなさそうだ。
3月の春場所で優勝すれば綱に手が届くことになるが、同時に造幣局理事長賞、大阪府知事賞(地酒36本、青唐辛子味噌120本、岩おこし・粟おこし1000枚、551蓬莱豚まん370個、小倉屋山本だしパック90パック、河内もなか30箱、ステーキソース144本、コラーゲンブレッド120斤、クラフトコーラ24本、カステラ60本、関西風七味100個、大阪もんクッキー120個、直火焙煎ゴマ400袋、みたらし小餅100箱、焼き肉のたれ・ポン酢288本、昆布60袋、庵月最中365個、桜餅12ケース、和菓子・玉時雨120本、焚黒糖400袋、大阪ジン12本、海老芋缶詰50缶、大阪茄子17箱、キーマカレー100個、大阪ブランド品の数々=昨年実績)、和歌山県知事賞(プレミア県産果物=同)、湯浅町長賞(醤油1年分=同)、吉本興業賞(なんばグランド花月1年間フリーパス=同)が贈られる。元力士はこう言う。
「力士には、税金が源泉徴収される給与収入と個人事業主として確定申告をしないといけない収入がある。賞金や懸賞金、賞品も一時所得や事業所得とみなされて個人事業主として税金がかかります。かつて賞金や懸賞金は全額が渡されていたが、翌年の確定申告で納税できない力士が続出したことで、協会が税金分を取り置くようになった経緯がある」
力士が税務調査を受けたといった話は聞かない。どんぶり勘定というわけではないのだ。
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