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土俵に埋まるカネ

春場所で平幕・宇良が「横綱・大の里より指名懸賞が多いワケ」 3日間ですでに318万円を獲得 地元企業もご当地力士を支援する風潮に

春場所のご当地力士となる宇良(時事通信フォト)

春場所のご当地力士となる宇良(時事通信フォト)

 空前の相撲ブームにより、春場所もチケットの一般前売り初日(2月7日)の段階で即完売。春場所は2020年にコロナ禍で無観客開催となったが、その後の入場制限を経て2023年からは連続大入りが続いている。その“景気の良さ”は懸賞本数からも見て取れる。

 幕内の取組の勝ち力士に贈られる懸賞も、毎年申し込み本数の最多を更新している。今回の春場所は前年の2298本を大幅に上回る2724本の申し込みがあり、地方場所では昨年の名古屋場所の2391本という最多記録も更新した。

 さらにこの春場所では力士別の指名懸賞で平幕(東前頭8)の宇良が251本で、横綱や大関を抑えて堂々の1位となった。初場所で1位だった横綱・大の里の208本を超える本数を集めているのだ。相撲担当記者はこう言う。

「相撲の世界では“江戸の大関より土地の三段目”と言われるように、地位に関係なく郷土の力士を応援する風潮がある。地方場所では地元企業が懸賞を出すケースが少なくないが、これまでは相撲協会の勧めで注目される横綱や結びの一番に懸けていた。

 ところが、今場所はそんな協会の誘導に対し、“懸賞を出すからには地元出身の力士を応援したい”とする企業が続出したという。その結果、大阪府出身の人気力士の宇良に懸賞が集中。大阪を“第二の故郷”とする綱獲りの大関・安青錦、京都府出身の藤ノ川、大阪府出身の豪ノ山や朝紅龍にも地元企業から懸賞が懸けられている」

 懸賞金は1本7万円。相撲協会が手数料(取組表掲載料、場内放送料)として1万円を差し引いて、残り6万円を勝った力士が獲得する(昨年5月の夏場所から力士が現金で受け取るのは1万円に。残りの5万円は税金や引退後の必要経費のために給料とは別口座に積み立てられる)。

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