最多の懸賞を獲得した霧島
若隆景の25場所ぶりの優勝で幕を閉じた大相撲夏場所。懸賞総数が今年初場所を208本も更新する過去最多の3563本となったことが話題になった。しかも、2横綱2大関が休場したことで番付下位の取組にも懸賞が懸かるようになり、中入り後の土俵全般が熱を帯びた。
今場所、最も多くの懸賞を獲得したのは大関・霧島で508本。金額にして3048万円(懸賞1本7万円のうち力士の手取り6万円で計算、以下同)だった。霧島は12勝3敗で並んだ若隆景に優勝決定戦で敗れたが、優勝賞金(1000万円)の3倍の懸賞を手にしたわけだ。
2位は9勝6敗だった関脇・熱海富士で353本(2118万円)、3位は優勝した小結・若隆景で217本(1302万円)、4位は11勝4敗と最後まで優勝争いに加わった前頭2枚目・義ノ富士で175本(1050万円)、5位は9勝6敗で終わった前頭3枚目・王鵬で139本(834万円)と続く。4位の義ノ富士までが優勝賞金を上回る懸賞を手にしている。相撲担当記者が言う。
「懸賞は個人指定のほか、結びの一番や横綱・大関戦を指定することが多い。そのため横綱や大関戦に集中することになるが、今場所は個人指定で1位の大の里(408本)と2位の安青錦(245本)、3位の豊昇龍(222本)が揃って休場したことで、取りやめや懸け替えとなった。
取組編成会議の時点で4241本の申し込みがあったが、2横綱2大関に加え人気力士の小結・高安の休場もあり678本の懸賞が取りやめとなった。力士が手にする金額にして4068万円。これも過去最多です」
