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田代尚機のチャイナ・リサーチ
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イーロン・マスク氏「太陽光発電衛星建設計画」で中国企業に調査団を派遣 中国製HJT太陽電池の大量発注にも現実味、市場の関心高まる

急拡大するAI需要への対策として太陽光発電衛星建設計画を進めるイーロン・マスク氏(Getty Images)

急拡大するAI需要への対策として太陽光発電衛星建設計画を進めるイーロン・マスク氏(Getty Images)

 中国経済に精通する中国株投資の第一人者・田代尚機氏のプレミアム連載「チャイナ・リサーチ」。スペースXのイーロン・マスクCEOによる「太陽光発電衛星建設計画」に伴い、中国企業に注目が集まる背景について解説する。

 * * *
 中国本土マスコミは2月4日、「イーロン・マスク氏の調査団が、(中国の)太陽光発電設備、太陽電池、原材料メーカーを極秘訪問した」と報道、関連銘柄が急騰している。

 イーロン・マスク氏は1月22日のダボス会議で講演、「早ければ2026年末までにAIはあらゆる個人としての人類の叡智を超え、2031年までにはすべての人類叡智の総和をも超える」、「2027年には人型ロボット『Optimus』の販売を開始する。すべての人がロボットを保有し、そのロボットが労働から介護まで代替することで、人口老齢化問題は解決されるだろう」などと発言している。

 AI、人型ロボットの爆発的な発展を支えるためにはそれに見合う電力が必要となるが、「太陽系の質量の99.8%が太陽にあり、エネルギー問題の本質は太陽エネルギーの利用にある」、「テスラとスペースXは専門グループを組織し、3年以内に年間100GWを超える太陽光発電設備、データセンターを宇宙空間に建設し、急拡大するAI需要を支える」などとしている。

 現時点における世界最大の太陽光発電所は新疆ウイグル自治区ウルムチにある設備で、発電容量は3.5GWだ。太陽電池市場において中国のグローバルシェアは支配的で、9割程度とみられる。年間100GWもの太陽光発電設備を供給するためには中国企業への大量発注が不可欠だろうとの思惑から、既に1月下旬の段階で、関連銘柄は動意づいていた。

 こうした状況で、いくつかの企業が「マスク氏の調査団から訪問を受けた」と認めたことで、市場の注目は更に高まっている。

次のページ:中国製HJT太陽電池の大量発注にも現実味

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