「デザインで選べる軽」と言われる所以
キャビンを包むボディですが、注目点は「かどまる四角」をモチーフとしたエクステリアデザイン。角の取れたスクエアなボディという意味です。確かに見切りのいい四角なボディですが、エッジの部分の角を落としたデザインのためカクカクした雰囲気がなく、優しさを感じさせてくれます。
フロントマスクやリアコンビネーションランプ、ホイールなどにもデザインコンセプトは踏襲され、心地のいい統一感があります。それでいて“無理に高級に見せている”とか“可愛らしく見せようとしている”といった押しつけがましさもありません。軽自動車は得てして“背伸び感”が出やすい車種です。ところが「ルークス」には、その感覚がほとんど無く、実に自然体のデザイン。
実はこの「かどまる四角」のデザインは、インストルメントパネルのメーターなどにも採用されていました。こうしたデザイン的な共通言語が内外にちりばめられていることは、小さなクルマほど重要な要素であり、それを実現したデザインには好印象を受けました。
そして昨今の流れだと思いますが、これまであった“ギラギラとした演出”が最近の軽自動車から無くなりつつあるという流れも感じます。ギラギラ系の代表格とも言えた日産の「ハイウェイスター」もその例外ではなかったようです。それでもデザイン的な変化を楽しみたいという要望には、ルーフスポイラーやサイドデカールなどカスタム系のオプションを用意することで対応しています。こうした理由から「デザインで選べる軽」と言えるわけです。
約8割のユーザーが上級グレードを選択
早速、「ルークス」を走らせます。スクエアなボディは非常に見切りがよく、視界はトップレベルといった感じ。キビキビとした足回りのセッティングもあり、ボディのすべてが手の内にあるような印象です。これに加え、「フロントワイドビュー」やボンネットやエンジンルームの下など、目視できない路面状況を映像として表示する技術「インビジブルフードビュー」という“軽自動車初の機能”を盛り込んだ「インテリジェントアラウンドビューモニター」のお陰で、安心安全な走行を実現してくれます。
女優の仲里依紗さんを起用したCM「見えルークス!」でも知られたあの機能です。そして最先端の運転支援「プロパイロット」に加え、歩行者検知や後側方衝突の防止機能など、軽でもトップクラスの安心性能はドライバーのストレスをかなり低減してくれ、安心感もあります。
デザインと機能など充実した内容の新型「ルークス」。デビューした昨年秋からの受注構成では、約8割のユーザーが上級グレードである「ハイウェイスター」シリーズを選択。メーカーオプションでは、12.3インチの大型ディスプレイや交差点での死角を可視化する「フロントワイドビュー」機能などから、「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物検知 3Dビュー機能付)」が好評で、ハイウェイスターを選択した顧客の約7割が装着しているようです。またボディカラーは、定番のホワイトパールとブラックに次いで、新規追加となったシナモンラテが好評。
全国軽自動車協会連合会が発表した1月の車名別の国内新車販売ランキングでは相変わらずホンダの軽自動車『N-BOX(エヌボックス)』が前年同月比0.9%増の1万6534台で、3カ月連続で首位でしたが、7位には日産「ルークス」が入りました。久しぶりの日産車トップ10入りといった感じです。高い質感やデザインの良さ、高機能さと言った評価も浸透しつつあり、今後は更なる伸びも期待できそうです。