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歴史から考える日本の「移民・難民」問題
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アメリカの「日本人移民排斥」の歴史から日本は何を学ぶか 土地所有禁止、農業分野からの排除、識字テスト導入、国別移民枠の設定

日本人移民も「帰化不能外国人」に

 1913年のカリフォルニア州を皮切りに、日本人の土地所有を禁止する法の制定が全米各地の市や州で相次ぎ、日本人移民の農業分野からの排除が進められた。出生地主義を抜け穴とし、生まれながら市民権を持つ日系二世名義での土地取得は可能だったが、1920年には、13の州でそれもが禁止された。

 また、日本人だけでなく、急増したアジア系と東欧・南欧系移民全体への警戒心から、1917年には読み書き能力を試す識字テストが導入されたのをはじめ、1921年には国別の移民枠が設けられた。1910年に実施された国勢調査を基準として、毎年の受け入れ人数を(各国出身者数の)それぞれ3%までとしたのだが、1924年には1890年に基準を前倒しのうえ、受け入れ人数も2%以下まで下げられた。

 1890年といえば、日本からアメリカ本土への移民が本格化しようとするタイミングで、一番の目的がどこにあったかに関係なく、この法は日本人移民を排斥するものとなり、日本人移民もが「帰化不能外国人」に分類されたことを意味していた。そのため日本では今日でも、「日系移民排斥法」として知られている。

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