オーバー60からでも「続く仕事」「稼げる仕事」
「高収入」をねらうなら「高難度資格」も
生徒数に応じて収入が上がるタイプの講師と同じく、前述の通り生命保険の営業職員や不動産仲介会社など、歩合制の仕事なら、成果次第で給与は青天井。いずれも年齢の制約が少なく、中高年以上の女性が多く活躍している。ファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんが言う。
「生命保険や不動産は、会社にもよりますが、基本的には最初の数か月が固定給で、その後は成功報酬制になることが多いようです。平均的には年収300万円前後ですが、中には年収800万円以上稼ぐ人も少なくありません」(黒田さん・以下同)
男女差がなく成果主義の業界の中でも特に高収入をねらいやすいのが「士業」。高収入な分、資格取得の難易度は高いが、比較的取りやすい資格はある。
「弁護士や司法書士と比べれば、社会保険労務士や行政書士の難易度は高くありません。社会保険労務士なら年収400万~数千万円ほど、行政書士なら600万~数千万円稼ぐ人もいます。男女関係なく、60代以降でも現役でバリバリ働いている人も多い業界です。
ただし、これらの仕事は資格があれば誰でも稼げるわけではなく、顧客と円滑に仕事ができるコミュニケーション能力や信頼関係を築く力が必要。パートでも、専業主婦でも、それまでの人生経験で培ってきた目に見えない〝人間力〟こそが、そこで発揮されるかもしれません」
求人が多く、高収入で、年を取ってからでも長く続けられるような仕事は、決してラクではない。だが、だからこそ、「年齢を重ねてからならではのやりがいや楽しさ」を感じられることも多いだろう。
「長く働けるかどうかを重視しながらも、あえて、若い頃の夢やずっとやってみたかった仕事にチャレンジしてみるのも一つの手です。現役時代からのキャリアがあるなら、それを深めるためにワンランク上の資格に挑戦してみるのもいいですね」(飯村さん)
(第3回に続く)
※女性セブン2026年5月7・14日号
