「将来なりたいと思っているもの」幼児・小学生・中学生・高校生のそれぞれ上位5位まで。「ネット配信者」が1位なのは小学生だけ(学研教育総合研究所の調査結果)
「身近さ」が生む憧れ
根強い人気を誇ってきた「アイドル」や「野球選手」よりも、「配信者」が上位に来る社会背景には、やはり“身近さ”があるのではないか、と分析する。
「今回、幼児を対象とした調査でも、6歳男子のなりたいもの4位に『YouTuberなどネット配信者』が入っていました。また、スマホ・タブレット(保護者のデバイス)の使用頻度では、『ほぼ毎日使っている』が3~6歳の幼児で36.3%、使用目的の1位は『写真・動画を見る』(27.7%)でした。幼児のころから配信者に馴染みがあり、言葉としても定着してきた結果が、(小学生の『将来つきたい職業』1位という結果に)あらわれたのだと思われます」
インターネット環境の整備もこの傾向を後押しする。こども家庭庁の調査では、平成30年に60%未満だった子供のインターネット利用率は、令和6年には80%近くまでに増加。加えてキッズ系YouTuberも存在感を増している。子供自身が配信者になっているケースも目立つようになり、なかには登録者数100万人を超えるような人気配信者も増えている。
ネット配信者は、スマートフォン1台あれば始められるという手軽さがある。「自分にもできるかもしれない」という実現可能性の高さも、子供たちの“現実的な憧れ”につながっているのかもしれない。
