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知っておきたい「火葬と遺骨」の話

「霊柩車に入れる向きは」「なぜ骨の残り方が違うの」「喉仏は必ず残るのか」…違いが生まれる理由は“火葬炉”にあった《1級葬祭ディレクターが解説》

霊柩車に棺を載せる「向き」が決まっている理由

 まずBさんが気づいた、棺の「向き」の違いから説明しましょう。

 実は利用する火葬炉によって、霊柩車に収める棺の向きが頭からか足からか、ルールが決まっています。

 人体は下半身よりも上半身のほうが燃えにくいため、火葬炉は、上半身に強い火力を当てます。その際の火力は“手前”が強いタイプと、“奥”が強いタイプが存在します。奥が強いタイプなら、頭から棺を収めないといけません。逆であれば、足から収めるというわけです。火葬炉になるべくスムーズに棺をいれる手順を考え、霊柩車に棺を入れる向きも決まってきます。そうでないと、火葬炉に入れる前に棺を180度回転させる羽目になってしまうためです。

遺骨の仕上がりは火葬炉の方式によって異なる

 次に、火葬後の遺骨の仕上がりが異なっていたのは、火葬炉の火葬方式によるものです。

 火葬炉の方式には、大きく分けて「台車式」と「ロストル式」があります。台車式は、文字通り棺を載せた専用の台車ごと火葬炉内に入れて、火葬する方式です。ロストル式とは、「ロストル」と呼ばれる金属の格子の上に棺を安置して火葬する方法で、火葬が進むと、遺骨が格子の間からこぼれ落ちて下の台にたまる仕組みです。ロストル式はどうしても遺骨が散乱しがちなので、きれいな骨格を保つことは難しくなります。ただし、全方位から炎を当てやすく、火葬時間が短くて済むというメリットがあります。

 台車式は1時間半ほどかかりますが、ロストル式は1時間程度です。そのため火葬件数の多い地域では、ロストル式が採用されることがあります。

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