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【占い本世界一】六星占術・細木数子さんが築いた“計算され尽くしたビジネスモデル” 「占い師はそんなに儲かるのか?」AI時代でも占い市場にお金が集まる理由とは

占い師という仕事がどれぐらい儲かるのか

 占い師という仕事がどれくらい儲かるのか、具体的なお金の仕組みを見てみよう。

 現在、占い市場で大きく成長しているのが電話占いである。電話占いの料金システムは、話した時間だけお金を払う仕組みになっていることが多い。

 例えば、あるサービスでは、1分ごとに料金が加算されていく。1分220円の占い師と60分話をした場合、お客さんが払う金額は1万3200円になる。占いサイトの運営会社に手数料を半分払ったとしても、占い師の手元には1時間で6600円が残る計算である。一般的な仕事と比べても、非常に高い時給だと言えるだろう。

 恋愛や人間関係の複雑な悩みは、事情を説明するだけでも時間がかかる。ただ話を聞いて共感してほしいと願うお客さんに寄り添い、ゆっくりと話を聞くことで、自然と通話時間は延びていく。お客さんの不安を受け止めることが、分単位で確実にお金に変わっていく。電話占いは、占い師にとってとても効率よく稼げる仕組みなのである。

 占いの世界にもAI進化の波が押し寄せている。生年月日や過去のデータに基づく未来予測や吉凶判断であれば、人間よりAIの方が安価で正確に処理できる。ゆえに単に知識を披露するだけの占いは淘汰されるだろう。

 しかし、人間の悩みは時代が変わっても決して無くならない。お金や仕事、愛に関する苦しい悩みを抱え、孤独に陥る人々が多額の対価を払って求めているのは、機械が弾き出すデータではない。優しく心を受け止め、迷う背中を温かく押してくれる人間の共感力である。

 見えない安心感や心を軽くする言葉に価値が集まり続ける以上、1人のお客と深く心を通わせる占い師という職業は、疑う余地なく儲かる強靭なビジネスモデルなのである。

【プロフィール】
小倉健一(おぐら・けんいち)/イトモス研究所所長。1979年生まれ。京都大学経済学部卒業。国会議員秘書を経てプレジデント社へ入社、プレジデント編集部配属。経済誌としては当時最年少でプレジデント編集長就任(2020年1月)。2021年7月に独立して現職。

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