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森口亮「まるわかり市況分析」

【マイクロン、サンディスク、インテル、AMD】放物線的な上昇を見せる半導体株はバブル崩壊間近なのか? 著名投資家は「劇的な反転の可能性」を示唆

ファンダメンタルズからの乖離に厳しい警鐘

 この半導体株の急騰に対し、市場の反応は大きく二分されています。ブルームバーグの報道によれば、「この波に乗り遅れまい」と個人投資家が半導体株買いに動いている状況が確認されています 。また、一部のプロの投資家の中には、AI(人工知能)関連需要の拡大を背景に、「この流れはまだ続く」と強気な見方を示す声も根強く存在します。

 しかし、その一方で、著名投資家であるマイケル・バーリ氏からは、厳しい警鐘が鳴らされています。映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015年)のモデルとしても知られるバーリ氏は、現在のテクノロジー株、特に半導体株の「放物線的」な上昇が、2000年のドットコムバブル末期に酷似していると指摘しています。彼は、AIへの集中が市場トレンドを経済のファンダメンタルズから乖離させていると警告し、劇的な反転の可能性を示唆しています。

いずれは避けられない過熱感の解消

 株価がどこまで上がるかは誰にも予測できません。しかし、現在の半導体株の上昇が、歴史的に見ても異例の速さで繰り返されていることは紛れもない事実です。多くのテクニカル指標が過熱感を示しており、いつ何時、この「歯車」が狂い始めるかは予断を許さない状況です。

 もし、この狂乱的な上昇が終わりを告げ、調整局面に入った場合、その反動安は非常に大きなものになる可能性があります。ドットコムバブル崩壊時のように、一度崩れ始めた市場は、ファンダメンタルズを無視した急落を招くこともあります。投資家は、現在の熱狂に安易に乗じるのではなく、常に「出口」を意識した冷静なリスク管理が求められます。

 過熱感の解消は、調整という形であれ、横ばいという形であれ、いずれは避けられないでしょう。企業の決算発表が本格化する中で、市場は上下の変動が激しい相場が予想されます。短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、自身のポートフォリオを冷静に見つめ直し、万が一の事態に備えることが、今、最も賢明な投資戦略と言えるでしょう。

【プロフィール】
森口亮(もりぐち・まこと)/個人投資家、投資系YouTuber。1983年、埼玉県生まれ。元美容師。「Excelで決算数値を管理して、有望な成長株を中・長期的に狙う」という手法で資産を10倍に。その後も着実に資産を増やしている。著書に『1日5分の分析から月13万円を稼ぐExcel株投資』(KADOKAWA)がある。YouTube「毎日チャート分析ちゃんねる」やnote(https://note.com/morip)を日々更新中。

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